胃がん、大腸がんに比べると患者数は少ないがんですが、進行すると予後が不良のことが多いため早期での発見が望まれます。しかし、早期に症状が出ることは少なく、進行するにつれてしみる感じ、胸痛、つかえ感が出現してきます。男性に多いがんで、喫煙歴、飲酒歴のある中高年以上の方は注意して下さい。習慣性に熱いものを摂取している方も注意が必要です。最近では女性の喫煙、飲酒が増加しているため、女性でも食道がん発がんリスクが高くなっていると考えられます。バリウムを用いた通常の食道透視では早期がんを発見することはできません。専門医による内視鏡検査を受けて下さい。
逆流性食道炎と食道がんの関連性がわかってきました。ただし、逆流性食道炎からすぐに食道がんができるのではなく、治療が不十分な状況で10年近い期間が必要と考えられています。
食道がんのリスク要因
飲酒
喫煙
男性
中高年以上
刺激物
熱い食べ物・飲み物
多量の塩分
逆流性食道炎 逆流性食道炎について